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部活紹介

9つのデータで見る東大準硬

準硬式野球とは

 「準硬式野球=準硬式球を使う野球」です。
 準硬式球は右の写真のように、芯の詰まったゴムボールです。見た目や手触りは軟式球と同じですが、重さや打球感は硬式とほぼ同じであるため、硬式野球経験者でも違和感なくプレーができます。また、ボール以外の用具は硬式用のものを使用します。(バットは金属)


大学ではメジャーな準硬式野球

 準硬式野球、やったことありますか?? …ないですよね。大丈夫! 部員にも準硬式野球経験者はいません。
 というのも、準硬式野球が楽しめるのは「ほぼ大学だけ」で、大学以外では大阪府内の一部の中学校(80校弱)と関東地区の商社・金融業界を中心とした社会人の一部でしか行われていません。
 しかし、大学に限れば大規模な競技です。全日本大学準硬式野球連盟に加盟している大学だけで加盟チームは約280(うち関東地区76)もあります。その他、ほとんどの医歯薬系大学・学部に準硬式野球部があり、独自にリーグ戦を行っています。


硬式球・軟式M号球(中学生以上用)との比較
ボールサイズ(直径)重量
準硬式 71.5-72.5mm 141.2-144.8g
硬式 72.9-74.8mm 141.7-148.8g
軟式M号 71.5-72.5mm 136.2-139.8g

 反発は硬式と準硬式・軟式では計測方法が異なるため硬式球との単純比較はできませんが、準硬式球の使用感は硬式とほぼ同じと考えてよいと思います。

主な準硬式野球経験者

中学準硬式

桑田真澄氏:元巨人、パイレーツ
岡田彰布氏:前オリックス監督
牛島和彦氏:元横浜監督

大学準硬式
氏名出身校ドラフト指名順位在籍球団
呉俊宏
(投手)
法大1987年ドラフト外大洋・西武
法大3年より準硬式野球部入部。ドラフト外での大洋入団も、一軍10試合に登板するなど2球団で7年間活躍した。
青木勇人
(投手)
同志社大1999年・6位西武・広島
入団前の硬式野球経験はほとんどなかったが、プロ野球11年間で一軍210試合に登板。2011年より広島投手コーチ。
山本歩
(投手)
関学大2005年・大社5位西武
一軍での登板は5試合に留まったが、2007年に二軍でリーグ3位となる43試合に登板するなど4年間活躍した。
川口盛外
(投手)
早大2009年・6位広島
卒業時には育成選手の打診を断り、王子製紙を経て広島で2年間プレーした。現在は王子製紙に戻っている。
神田直輝
(投手)
群馬大(教育)2009年・育成5位巨人
大学時代には関東選抜も経験した。初の国立大準硬式野球部出身プロ野球選手として2年間プレーした。
鶴田圭祐
(投手)
帝京大2016年・6位楽天
150km/hに迫る直球が注目される左腕。高校1年時に投手から外野手となったが、大学で再転向して開花。
坂本工宣
(投手)
関学大2016年・育成4位巨人
高校では外野手で公式戦出場経験もなかったが、大学2年春に投手転向すると1年足らずでリーグを代表する右腕に成長。
大曲錬
(投手)
福岡大2020年・ドラフト5位西武
大学時代には通算35勝、防御率1.09の成績を収めた。ルーキーイヤーの2021年では一軍で4試合に登板。
野球殿堂入りした大学準硬式関係者

故・林和男氏:早大出身、1948年首位打者。卒業後、早大で監督も務める。日本のリトルリーグ創設に貢献し、2015年野球殿堂入り。

東京六大学準硬式野球連盟

 東京・早稲田・慶應・法政・明治・立教の6大学から準硬式野球部が集まっている連盟です。他大学にはスポーツ推薦や指定校推薦、系列校からの内部進学で有力な選手が集まってくるため、プロ野球選手も輩出しており、硬式同様に甲子園出場経験のある選手が珍しくないハイレベルな連盟となっています。
グアム遠征 リーグ戦以外でも東京六大学選抜としてグアムや東北など各地へ遠征するイベントなどで他大学の一流選手と交流する機会があり、かけがいのない4年間になること間違いなし!


春季・秋季リーグ戦、新人戦

 六大学連盟では、春と秋にリーグ戦を行います。
 先に2勝したチームがそのカードの勝ち点を得る硬式と同様の勝ち点制を採用しています。土曜日からどちらかが2勝するまで連戦が続きます。第3戦以降や、雨天中止の場合には平日に試合が入ることもありますが、多くても1年に数回程度です。

 前述の通りハイレベルなリーグの中で、東大は例年苦戦を強いられていますが、2021年秋には勝ち点を獲得しました。力の差を感じることは多いですが決して上位進出を狙えない相手ではありません。甲子園や軟式野球の全国大会に出場した経験のある選手を相手に勝利を挙げることができる、とてもやりがいのある環境です。
 また、リーグ戦では、大田スタジアムや府中市民球場、昭島市民球場など、都内の野球場を使用します。

 リーグ戦後には、1・2年生で戦うトーナメント形式の新人戦も行われます。
 部員数が少なく、2年生だけでは戦力を確保できないことや、他大学より入部時期が遅れることもあって、リーグ戦以上に苦しい台所事情になりますが、その分、入部したての新入生が活躍してチームに溶け込むいいきっかけにもなっています。
 また、公式戦は土日に予定が組まれるため、試合が授業と被ることはなく(雨天中止などを除く)、文武両道を目指す方には一番の環境です。

六大学開会式

ユニフォーム

公式戦用ユニフォーム

リーグ戦や七大戦(旧帝大の大会)などの公式戦で使用します。

セカンダリーシャツ(セカユニ)

オープン戦はこれで統一します。各自購入した練習用パンツと合わせて使用します。普段の練習でも使用可能です。

練習用ユニフォーム

背面に名前の入った練習着です。これも各自購入した練習用パンツと合わせます。これ以外の練習着を使用する部員も多くいます。

ウィンドブレーカー

寒い日の活動中に着用します。公式戦のベンチではこのウィンドブレーカーのみ着用可能です。

部員数とベンチ入り

 現在、4年生が引退し、選手15名、マネージャー5名で活動しています。(令和5年3月時点)
 選手は25名がベンチ入りできるので、全部員にベンチ入りのチャンスがあります。そのような環境なので個々人のアピールチャンスは多く、吉條(2016年卒・投手)が1年秋に完投勝利を挙げるなど、高校までも野球をしていた新入部員が即レギュラーとなって試合で活躍することも珍しくありません。例年、大半の1年生がリーグ戦に出場しています。

 練習は基本的に上級生と同じメニューをこなしてもらいますが、必要に応じて一部別メニューを組むこともあり、初心者や浪人生でも心配はありません。少人数なので同じ練習時間であっても練習量は必然的に多くなります。レギュラーメンバーに絞った練習はほぼ行われず、引退時期も4年生の秋リーグとじっくり取り組めるので、経験の少ない人が東大で野球をうまくなるには一番の環境だと思います。

学業との両立と進学振分け・進学選択

 東大準硬は非常に強い相手に勝利する目標を持っていると同時に学業と部活動の両立という大きな目標も持っており、授業と練習が被った場合は授業を優先しています。したがって、成績や進級に関する心配もそれほど必要ありません。

 実際、進学選択で高得点が必要とされることで有名な学科や、多忙で部活動やサークルとの両立が難しいとされる学科に進学する部員が毎年出ています。(もちろん進学実績を作るために人気学科に行けなんていうことはしてませんよ!)

進学年度対象者数主な内定先
2023 4名 工学部・法学部・教養学部
2022 6名 農学部・工学部・法学部
2021 4名 農学部・工学部・経済学部
2020 6名 工学部・法学部・経済学部
2019 5名 農学部・工学部・経済学部
2018 8名 農学部・工学部・法学部
2017 9名 薬学部・工学部・法学部
2016 7名 工学部・法学部
2015 5名 医学部医学科(全科類枠)・法学部
2014 6名 理学部・薬学部・法学部
2013 9名 理学部・薬学部・工学部

1・2年生に最高の練習環境

 練習場所は駒場キャンパス内の野球場で、1・2年生には最高の立地です。駒場キャンパスは京王井の頭線の駒場東大前駅に直結しているため、本郷キャンパスや他大学の学生にも悪くない条件です。
 また、バッティングマシン・バッティングゲージといった設備は一通り整っており、専用の部室や倉庫もあります。
 さらに、トレーニング施設も駒場キャンパス内にあり、部員内でメニューを共有することでトレーニングも効率的に行なっています

授業に出やすい練習日程

 授業期間の練習スケジュールは隔週で下の表のようになっています。
 平日の練習は授業にできるだけ支障が出ないように設定してあります。また、練習と重なる時間に授業があれば授業を優先してください。さらに、試験の前は必要に応じて部活をお休みすることができます。
 勉強と両立しつつ野球に打ち込みたいという方には最適な環境だと思います。まず練習に一度足を運んでみてください!
 最後に、指導者は企業に勤めている、もしくは大学院に通っているOBのため頻繁に練習に来られるわけではありません。学生主体の練習(メニューも学生で考案)になっているので、考えて野球をする癖をつけることができます。

A週午後オフ午後オフ午前午後午後
B週午後オフ午前午後オフ午後午後
午前午後
授業がある日8:00-10:0016:40-19:00
授業がない日8:00-12:0013:00-17:00

主な行事一覧

 右の表で一年の大まかな流れを紹介しています。各行事の細かな紹介は以下のバナーからご覧ください。なお、時期は年によって多少変わります。

 また、国公立戦は日程調整の都合により不参加となる年もあります。全日本や清瀬杯、関東王座はリーグ戦や関東選手権の上位のみが出場権を得られる大会で、残念ながら近年は駒を進めることができていません。

時期行事
3月上旬 春合宿
3月中旬〜4月上旬 関東選手権大会
4月~5月 春季リーグ戦・木村杯新人戦
6月下旬~7月上旬 双青戦(京大戦)
7月中旬 東京地区国公立戦
8月上旬 七大戦・夏合宿
8月下旬~9月上旬 全日本大会・清瀬杯大会
9月~10月 秋季リーグ戦・木村杯新人戦
11月上旬 関東王座決定戦
11月下旬 9ブロック大会
12月~1月 年末年始長期オフ

マネージャーは学外生も募集!

 東大準硬のマネージャーは、東大生はもちろん、近隣の大学に通う方も歓迎します
 現在はお茶の水女子大1名、日本女子大1名、東京女子大2名、順天堂大学1名の5名で活動しています。その他、昭和女子大や共立女子大、白百合女子大といった授業後に練習に通いやすい大学であれば問題ありません。ただ、自分の大学に野球部がある場合は、そちらへの入部をオススメします
 普段の練習などを行う駒場野球場は京王井の頭線の駒場東大前駅に直結した東大駒場キャンパス内にあります。駒場東大前は渋谷からも下北沢からも各駅停車でたったの3分と、最高の立地です!

マネージャーの仕事

 さて本題に入りましょう!
 東大準硬のマネージャーは、世間でよく言われる“野球部のマネージャー”のイメージに近いかもしれません。具体的には、
 ・ドリンク作り(スポドリ等)
 ・ケガ人の応急処置
 ・投手の肩肘のアイシング
 ・練習中のタイムキーパー
 ・ノック等の球出し
 ・試合中のスコアラー
 ・公式戦のアナウンス
などが挙げられます。
 このように、マネージャーの仕事は非常に幅広く、チームのサポート全般といってよいでしょう。また、上記の仕事に限らず、自ら仕事を見つけ取り組むことも可能です!マネージャーの力でチームを強く支えたい!そんな積極性のある人を求めてます^^!

よくある質問

 マネージャー志望の方からよく寄せられる質問をまとめてみました。ぜひご覧ください!

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